教育体制

 

 当院は日本看護協会(JNA)ラダーを取り入れた教育を行っています。

地域の方の暮らしと医療を支えるため切れ目のない看護が必要です。その実現のために基本となる看護実践能力の強化が必要です。集合研修と現場での実践を連動させ、効果的なOJTによる看護師の育成を目指しています。

 2019年4月より、日本看護協会のクリニカルラダーを看護実践能力の標準的指標として、看護実践能力と当院の理念や目標に応じた組織的役割遂行能力、自己教育・研究能力を含めたキャリアラダーとして3つの学習を段階的に進めています。また、子育て中の方や育児休暇中の方もしっかりと受講できる体制を整えています。

 

◎教育目標

1.地域医療の提供に必要な看護実践能力の向上に向けて自発的に行動することができる人材育成

2.質の高い医療の提供に向けて、多職種と連携することができる

 

◎那須南病院看護部キャリアラダー

習熟段階 看護実践能力の定義 到達目標

ラダーⅣを到達した看護師

より複雑状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する。

・より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する

・所属を超え、看護部や病院から求められる役割を遂行できる

・看護単位の課題に対し、具体的解決を図れる

・単独で専門領域や高度な看護技術等についての自己教育活動を展開することができる

・看護単位における教育的役割が取れる

ラダーⅢを到達した看護師

幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する。

・幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する

・職場で、特殊なまたは専門的な能力を必要とされる役割、または指導的な役割を遂行できる

・自己のキャリアを開発して目指す方向に主体的に取り組み、後輩のモデルとなる

ラダーⅡを到達した看護師

ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する。

・ケアの受け手に合う個別性な看護を実践する

・職場での組織的役割が遂行でき、チームリーダーや調整の役割が果たせる

・自己の学習活動に積極的に取り組むとともに、新人や新採用者に対する指導的な役割を実践することができる

ラダーⅠ以外の看護師

基本的な看護手順に従い必要に応じて助言を得て看護を実践する。

・標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する。

・メンバーシップを高めると共に、チームリーダーの役割がとれる

・自己の課題を明確化し、達成に向けた学習活動を展開することができる

新採用の新人看護師及び同等の看護師

基本的な看護手順に従い必要に応じて助言を得て看護を実践する。

・基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する

・チームメンバーとしての役割が果たせ、良い人間関係を築ける

・自己の課題を指導によって発見し、自主的な学習に取り組むことができる。