上部消化管（食道・胃・十二指腸）、下部消化管（大腸）、胆膵（胆管・胆嚢・膵臓など）における消化器疾患に対して、内視鏡による診断や治療を行っています。内科医と外科医が協力しながら内視鏡業務を行っています。

　レーザーなどを用いた特殊光観察や拡大観察、生検（粘膜組織の採取）などを行い、癌などの早期発見や精査に努めています。鼻から細いカメラを入れる経鼻内視鏡や、麻酔薬の点滴を用いた鎮静下での検査にも対応しており、苦痛をなるべく少なくするようにしています。希望に応じて、内視鏡の実際の画像を見ながら検査を受けられます。人間ドックでの胃カメラも行っており、癌などの早期発見や治療に結びつけています。

　当院は消化器内視鏡学会の指導連携施設に認定されています。若手の内視鏡医の教育や指導を積極的に行っており、内視鏡カンファレンスを開いて症例の検討などを行っています。また、看護師などの医療スタッフ向けの勉強会を年に開催して、さまざまな職種を交えて情報交換をしています。近隣の開業医の先生方とも診療情報提供を介して連携しながら診療にあたっています。

　南那須地域の基幹病院として、住民の皆様が安心して内視鏡検査が受けられるよう、安全かつ正確で、できるだけ苦痛の少ない検査や治療を心がけています。

　内視鏡治療としては、以下の手技に取り組んでいます。